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洋書の初心者がもっとも読みやすい探偵小説|Early Autumnの魅力

作家ロバート・B・パーカーのEarly Autumn。

邦題は、『初秋』(訳:菊池光)です。

日本では、正直、あまり馴染みのない作家であり、作品であると思いますが、

本国アメリカや、探偵小説ファンには非常に有名な作家です。

僕はTwitterでレコメンドしていただき、読み始めたのですが、

見事なまでに洋書デビューにぴったりの作品だと感じました。

早速、あらすじや、読みどころなど、本書の特徴を解説していきます。

Early Autumn  by Robert B.Perker

Early Autumn

本書は、39作にも及ぶ、

ロバート・B・パーカーの探偵スペンサー・シリーズの7作目にして、

シリーズ最高傑作と呼ばれている作品です。

ネオ・ハードボイルド小説の金字塔と称す熱狂的ファンを多く生み出すような、

魅力的なシリーズです。(↓詳しい内容は以下に記載があります。)

[sanko href="https://shimirubon.jp/columns/713" title="探偵スペンサー・シリーズは、『失投』から読むべきである。" site="シミルボン" target="_blank"]

あらすじ

主人公の探偵スペンサーのもとへ、新しい依頼人パティがやってくるところから物語は始まる。

依頼内容は、パティが、離婚した夫メルから、息子のポールを取り戻したいというものだった。

どうやら親権は依頼人のパティにあるようだ。

熱心にパティから頼まれて、スペンサーはその依頼を引き受けることに。

そして、その後に起こるスペンサーと息子ポールとの出会いが、

予期せぬ物語を生み出していく。


かなり内容を伏せて書くとすると、こんなところでしょうか。

ジャンル

すでにお伝えしている通り、

探偵ものの、ハードボイルド小説です。

[say name="" img="https://clione33.online/wp-content/uploads/2020/11/saito2.jpeg"]タフな淡々とした語り口が本当に心地よく、
そして、とてもかっこいいです[/say]

Early Autumnは洋書デビューに最適

村上憲郎さんのお墨付き

本書は、洋書に慣れていない人にも楽しく読めると思います。

元Google副社長兼日本法人社長の村上憲郎さんも同様のことを著書に書いていました。

教材としてのオススメ作品をいくつか紹介しましょう。
まず、ロバート・B・パーカーという人の『スペンサーシリーズ』。(中略)
これは1ページに約200ワードが使われています。このシリーズは、会話体が多いので非常に読みやすいため読む教材にピッタリです。

村上式シンプル英語勉強法 著:村上憲郎 p.39

この「村上式シンプル英語勉強法」についてはこちらの記事でもご紹介しています。

>>>英文を読むときにやめるべき3つのこと|村上式シンプル英語勉強法はこちら!

数字で見るEarly Autumn

[box class="box32" title="洋書で読むための参考データ"]

  • ①ページ数  :221ページ
  • ②チャプター数:32
  • ③値段    :1200円程度(Kindle版 600円程度) ※Amazon参照

[/box]

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[say name="" img="https://clione33.online/wp-content/uploads/2020/11/champ2.jpeg"]ちなみに、TOEICスコアは
どれくらいあれば読めるの?[/say]

[say name="" img="https://clione33.online/wp-content/uploads/2020/11/saito2.jpeg"]500程度あれば、十分に読めて、楽しめると思うよ[/say]

洋書でもっとも読みやすい探偵もの

僕なりに考えた洋書で楽しめる理由もお伝えしていきます。

単語や、表現が難しくない

洋書に慣れていないうちは、

読みやすさがとにかく重要ですよね。

分からない単語を飛ばしていても、

分かる単語と単語を合わせて、その文脈から、

大まかなストーリーを掴むことはそれほど難しくないはずです。

口語表現が分かりやすい

先の村上氏の引用に記載した通り、

会話体が多いですが、会話の表現も難しい単語が少ないので、

ストーリーをキャッチするハードルが一段と下がります。

ハードボイルド小説という面白さ

洋書デビューでおすすめされる小説は比較的、

ヤングアダルト的なものが多いことに、個人的にはうんざりしていました。

それに対して、こんなに本格的なハードボイルド小説、

かつ非常に面白い作品が読めるのは、嬉しかったです。

探偵ものの小説の中でもとりわけ読みやすい小説だと思います。

絶妙なストーリーの長さ

長さという観点も非常に大切にしているのですが、

これは頑張って読み進めれば、おそらくゆっくり読んでも、

1〜3ヶ月程度で読み終えられる分量です。

展開が早く、章立てが多い

物語のスピード感がある作品なので、

ゆっくり読んでも、物語がどんどん展開していくのを味わえる、

そこもまたこの作品の大きな魅力です。

また章が頻繁に分かれているので、

ストーリーを少し見失っても、またそこから話の流れに戻ることが簡単にできます。

Quotes

この小説で出会った、個人的に好きな表現をご紹介します。

It would be the same if it were a dime.

It would be the same if it were a dime. It's a way to think about things.
It's a way not to get shoved around by circumstances.

Early Autumn p.28

It never occurred to him that houses were built by people.

It never occurred to him that houses were built by people.
Sometimes they were built by construction companies and sometimes they probably just generated spontaneously.

Early Autumn p.104

Too much positive is easier scared or stupid or both.

Too much positive is easier scared or stupid or both.
Reality is uncertain. Lot of people need certainty.
They look around for the way it's supposed to be.

Early Autumn p.139

I mean I'm not made of money, you know?

I mean I'm not made of money, you know?

Early Autumn p.213

[say name="" img="https://clione33.online/wp-content/uploads/2020/11/saito2.jpeg"]この最後の表現も冗談めかしいけど、
なんともハードボイルドっぽくて好きです[/say]

まとめ

「洋書で小説を読んでみたい。」

そう思ったときに、ハードボイルド小説という選択肢はなかなか挙がってきませんが、

探偵もので読みやすいということを考えると、

このEarly Autumnはとってもいい選択肢の一つです。

小説をそこまで日常的に読まれていない方にも、楽しく読んでいただけると思います。

ちなみに、海外の公式サイトもありましたので、最後にご紹介しておきます。

[sanko href="https://robertbparker.net/" title="公式サイト" site="Robert B. Parker, author of Blue Screen" target="_blank"]

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